中国 米国人女性をスパイ容疑で起訴 代理弁護士「自白強要だ」

2016/10/06 更新: 2016/10/06

中国で1年間以上前に拘束され、7月にスパイ罪で起訴された米国籍の女性(56歳)について、10月に予定されている非公開の初公判が代理弁護士の請求により延期になった。家族は無実を主張している。

女性の名は潘婉芬。ベトナム生れの中国系で1970年代に米国に移住。テキサス州の政府・警察局で務めた後、コンサルティング会社を設立、定期的に中国に出張したという。米国営放送ボイス・オブ・アメリカ(VOA)の報道によると、代理弁護士の話では、潘氏は収容施設でたびたび心臓発作を起こしており、長時間の拷問や虐待を受け自白を強要され、いったん罪を認める供述をした。

   起訴容疑は1995年~2015年の間、「広西省南寧地区で中国の国家安全に危害を及ぼすスパイ活動に従事した」というもの。これに対して同氏の米国人の夫は1日付の声明文で「捏造された罪である」と主張し、同氏の無実を立証できる証拠を中国当局は却下していると反論した。

   中国当局は、本案は国家機密にふれるため非公開裁判が行なわれるということもあり、同氏の家族や米政府関係者などは傍聴できない見通しだ。米国政府は人権を尊重し、中国に対し同氏の釈放を求めている。

   日本にとってもスパイ問題は対岸の火事ではない。一部報道では、昨年から、中国で合計5人以上の日本人がスパイ容疑であいついで拘束されている。

(翻訳編集・叶子)

 

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