神韻オーケストラが15日、東京で初披露 訪日した団員からメッセージ

神韻交響楽団が日本に到着した。これまで同団の公演は北米に限られていたが、今回はじめて、東京と台湾各都市をめぐるアジアツアーを、9月15日から10月3日まで展開する。琵琶、二胡などの東洋楽器と、西洋のオーケストラを組み合わせた神韻音楽は、聴く人を別世界にいざなう至極のハーモニーとなる。このたびアジアツアーに出演する指揮者ら団員に話を聞いた。

指揮者のミレン・ナシェフ氏は「二胡、琵琶のなど中国の伝統の楽器の組み合わせは、きめ細かくて精妙。最もバランスよく奏でることで、かつてない音楽を創作します」。

神韻交響楽団の指揮者ミレン・ナシェフ氏(牛彬/大紀元)

披露される楽曲のほとんどはオリジナル曲だ。中国伝統文化の復興をテーマに、舞踊を中心とした舞台芸術を世界各都市で披露してきた神韻芸術団の演目から、人気曲をアレンジして演奏する。

交響楽団団長でバイオリニストの林家綺さんは「神韻音楽は、西洋と東洋の伝統音楽の完ぺきな融合です。旋律は優美で繊細であり、豪快さも含まれています」。米国とカナダ公演の成功に触れ、「日本の観衆の皆様は、神韻音楽を好きになり、きっと感動していただけると信じています」と語った。

二胡演奏家の戚暁春さんは、日本では二胡が好まれていることに触れ、今回の公演のプログラムには二胡協奏曲が含まれると明かした。「良い音楽は人の道徳を昇華させます。神韻音楽の純粋なエネルギーは、混乱する現代社会を静めて、悟りを促すことができます」「心を清める神韻は、観衆の皆さんに心身の喜びを与えられるでしょう」。

東京公演の15日は、旧暦の中秋節にあたる。家族の平和無事と円満を願うことから「団らん節」ともいわれる。この秋は、家族で神韻音楽にひたり、西洋と東洋の伝統文化に親しんでみてはいかがだろう。


中国古典楽器と西洋のオーケストラを組み合わせた神韻交響楽団の初の東京公演は9月15日、東京オペラシティ(新宿区)で行われる。14時~、19時~の2回公演。チケットは神韻芸術団の公式サイトから、オンラインもしくは電話(0120-91-8487、10:00-19:00)で座席指定して購入できる。ほかにも、ぴあやローソンなど各種プレイガイドで購入可能。

(翻訳編集・佐渡 道世)