神韻芸術団声楽家

独占インタビュー  神韻の歌姫 ソプラノ歌手・耿皓藍さん(3)

―修煉と歌を歌うこととの関係を教えてください。

さきほども申し上げたように、以前は人を感動させ、その曲をうまく表現することが歌う目的だと思っていたので、頭の中で色々な考えが渦巻いていました。ですが修煉を積み、心を落ち着けて歌えるようになると、だんだんと雑念が少なくなっていることに気づきました。また一人の修煉者として「真・善・忍」を実践していると、体の内部からエネルギーや本当の善意といったものが沸き上がり、それが声に乗って周囲に伝えられます。私はその声が本当に聴衆の皆さんと結びついていると心から信じています。

―あなたの歌声はよく「衝撃があり」、「人の心を揺り動かす」と称されますが、それについてどのように感じますか

美しい歌声は生まれつきのものだと考える人も多いですが、いわゆる「天分」とは、「天から授かった」つまり神からの授かりものだと考えています。

神韻の舞台で経験した、何か特別なエピソードはありますか?

それはもうたくさん!劇場の照明が明るい時、観客の皆さんが歌を聴きながら涙を拭きとっているのが見えたりします。そうした光景を見るたびに、私の心も感動に包まれます。

―神韻交響楽団が非凡なわけは何だと思いますか?

神韻交響楽団の最も大きな特徴は、西洋の交響楽と中国の伝統楽器を組み合わせたところにあります。それぞれの民族の特徴をうまく融合させることで、華麗で堂々とした音楽が創造されますが、これは中国の伝統的な情緒を表現する最も完成された方法だと思います。また、聴衆の皆さんも中国の民族楽器がお好きですね。特に二胡の人気が高いですが、私自身も二胡が大好きです。

もう一つ、大きな違いがあるのですが、形が無いので表面的に見ることはできません。それは精神的な力量です。これが神韻交響楽団から観客の皆さんに提供できる一番特別なものだと思います。ほとんどの聴衆が、さらに高いレベルから私たちの音楽を理解してくださることができると私は考えていますし、聴衆のみなさんは私たちが伝えようとしているものに、心から共感を得ることができるのだとも感じています。

注 人体は得難いもの: 「人身難得,中土難生,明師難遇,佛法難聞」。これは、六道輪廻の中で人身を得ること、人身を得たとしても中土に生まれること、人身を得て中土に生まれたとしても本当の明師に出会うこと、さらにその明師が本物の正法を知っていること、この4つの難しい条件がすべてクリアされてやっと本物の修煉ができるから、修煉の機縁がいかに得難いかについて佛が語った言葉である。

(おわり)

(翻訳編集・島津彰浩)