中国共産党幹部、巨額の公金横領 国内メディアが暴露

2016/01/15 更新: 2016/01/15

共産党幹部は公金横領や賄賂、借入金などで資金を作り、インサイダー情報を利用して株取引し、不法に莫大な利益を得ていた。複数の事例を、中国国内メディアが暴露した。なかには3億4千万人民元(約65億円)の国債を横領して、株取引していた者もいる。

中国メディア「法制晩報」は11月18日、近年、株取引をする共産党幹部のなかに数千万から数億元もの巨額な資金を使用している腐敗幹部の存在を明かした。そのうち半数以上は公金を横領している。以下は報道されたいくつかの実例だ。

 資金を借りて株取引

証券監督管理委員会(以下:証監会)副主席の前秘書・劉書帆氏は、他の幹部から1000万元借り、友人名義の株式口座を使って株証券を購入。合計で300万元程の利益を得た。

 インサイダー取引で8年「負けなし」

中国南方電網の副社長だった肖鵬氏は、長年、いくつもの電力サプライヤーの裏情報を利用して株取引をしていた。年平均収益は50%で、8年間一度も損をしたことがないという。

証監会委員の鄧瑞祥氏は、未公開情報を利用して、家族友人など計14の口座を使って株取引を行ない、854万5300元もの違法収益を得ていた。

中国共産党監察部の通告によると、官僚や幹部が不正に入手した内部情報を利用して行った株取引は「高額の収益を短期間で得ることができる。短期投資収益率は100%から300%に達する」という。

 賄賂で株取引

2007年浙江金華市の元副市長・盧福禄氏は、約57万元の賄賂を受け取ったため、11年の実刑判決を下された。そのうち24万元は株取引に使用した。

 国債3億4000万元横領

中国郵政儲蓄銀行の元頭取・陶礼明氏は、5年間、他者と共謀で国債を横領。約3億4000万元を株取引などの投資に費やし巨額の利益を不法に手にした。

他にも各地で共産党幹部の公金横領事件が多発している。

(翻訳編集・山本アキ)

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