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ノーベル医学・生理学賞に北里大名誉教授・大村氏ら3人 感染症研究

2015/10/07 更新: 2015/10/07

 スウェーデンのカロリンスカ研究所は5日、2015年のノーベル医学生理学賞に北里大学名誉教授の大村智氏(80)ら3人に贈ると発表した。

 受賞理由は、寄生虫病の画期的な治療法を確立したこと。大村氏のほか、アイルランド出身で米ドリュー大学のウィリアム・キャンベル氏、中国中医科学院の女性中医・屠呦呦(ト・ユウユウ)氏が受賞した。

 日本のノーベル賞受賞者は23人目。昨年は、青色発光ダイオード(LED)の発明で日本出身の研究者3氏が物理学賞を受賞した。医学・生理学賞は利根川進氏、山中伸弥氏に次いで計3人になった。

 賞金は3人あわせて800万スウェーデンクローナ(約1億1500万円)。共同受賞であるキャンベル氏と大村氏にそれぞれ4分の1ずつ、屠氏に2分の1が送られる。授賞式は12月10日、ストックホルムで行われる。

(翻訳編集・佐渡 道世)

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